高校の履修不足問題

高校の履修問題が取りざたされてますが、実際は今にはじまったことじゃないですよね。


特に私立進学校なら進学率の維持というのが最重要事項。今やほとんどが週休2日という事を考えると、時間割的にギリギリになだけに、指導要領に反してでも受験対策をするのは仕方が無いことでしょう。


 ただ私立の進学校ならこれで説明が付くのですが、公立校の方が履修不足が多かったのはちょっと意外でした。おそらく少子化で定員割れも目立つようになってきたため、進学率を高める必要が出てきたためだとは思うのですが・・・。


 偏差値重視の試験システムと『ゆとり教育』が招いた混乱だと言ってしまえばそれまでですが。高校だけが責められるのではなく、それら高校をちゃんと指導できなかった教育庁や政府機関にもかなり落ち度があったように思います。


一番の被害者は生徒たちなので、彼らに実害のない処置を切に願います。