「マイクスギヤマ」名前の由来

それはボクがまだ中部地方のFA(Factory Automation)関連のメーカーに勤めていたときに遡る。同じ年のピ―ターという中国系アメリカ人が会社に入社してきたのです(ピーターに関しては前もブログで書きましたね。彼は今香港で自分の会社を持っています)。彼と意気投合し同居を始めました。そのときに日本語がまだたどたどしかった彼が、ボクの本名を呼びにくかったのであだ名として「マイケル」と呼ばれるようになったのです。
 その後オーストラリアに留学したときも、そのピーターとのことを踏まえ、友達ができやすいようにと学校に入学した初日から「マイケル」と名乗っていました。そのとき出来た日本人の友達の一人も、いいアイデアだと取り入れ「ボブ」と名乗っていました。【余談:よくふたりでギター弾いて学校内ライブをやってました(笑)】

その後現地就職、日本語新聞の「日豪プレス」に入社したときも、オーストラリア人相手なので英名は必要ということでそのまま「マイケル」に苗字の杉山をくっつけて「マイケル杉山」と呼ばれていました。社内ではそれさえ略して「マイキー」という呼ばれ方が多かったですが。

その頃、現地のインディーズでCDを出すという話になって、そのときに一緒に活動していたbenhur【補足:その後日本に渡りbkozの一員としてメジャーデビュー】がボクを「マイケル」の短縮形で「マイク」と呼んでいました。そしてCD発売の際、彼がCDの歌詞カードを印刷に回すときにそのあだな「マイク」でクレジットを入れており、途中で気がついたボクも印刷を遅らしてまで変更したりしようと思わなかったので、そのまま「MIKE Sugiyama」で記載されることになりました。バタバタはしましたが、世に出たということで、この名前をペンネームにしようと考えたのです。

日本に戻り作詞家・作曲家として活動をはじめたときはその英名を英語表記のままで使っていたのですが、子供さんにはわかりにくいかなぁと思い「遊戯王」のCDが出る際にカタカナで「マイクスギヤマ」としました。間にスペースを入れないのは、見た目が間延びするからと、単体の単語として認識して欲しかったから。例えばインターネット検索で「マイクスギヤマ」で検索すると、ぼくの情報しか出ません。逆に「マイク スギヤマ」では色んなスギヤマさん(マイクを売ってる杉山商店とか)をひっぱって来てしまうのです。「マイクスギヤマ」それは、ぼく以外の誰でもない僕なのです。

長くなりましたが、以上がペンネーム「マイクスギヤマ」の由来でした。いくつもの人が介在し愛称し変化していった名前ですが、今は本当に大事な名前です。これから先も、色んな作品に参加し、この名前を多く世に残せるようにがんばりたいです。