おばあちゃん 安やかに

祖母の葬儀のため、4日ほど実家の岐阜に帰っていました。

90歳で老衰での永眠。5年程前に祖父がなくなってから、祖母は精神的にガクッときていたので、出来る限りは帰郷したときは話をしてきたつもり。でも、やはり最後を迎えると「もっと話をすればよかった」と後悔はつきません。

ボクは現実論者なので「死」とは完全な無であると科学的に想うのですが、それでも今回ばかりは「極楽浄土や天国とかがあって欲しい」と願いました。こういう想いが宗教の根本なんでしょうか・・・。

ともあれ、最後に仏前で手を合わせたとき、祖父が祖母の手をとって消えていく画がまぶたの裏に浮かびました。天国なのか、極楽なのか、はたまた違う場所なのか、ふたりでまた一緒に何処かへ行ったことはまちがいありません。

おばあちゃん、安らかに。