ムルチ

東京出張にコンペが重なりとんでもないスケジュールになっております(泣)。


しかし苦しい中でも詞を書くうちに脳が活性化し(ボクはライターズハイと呼んでます)アイデアが出まくります。今ではそれが形になる度に喜びを感じるようになりました。

追い詰められても力を出せるようにことが今年一年で一番の成長かも知れません。



さて、そんな忙しいスケジュールの中たまたま観た「ウルトラマンメビウス」。この作品は過去のウルトラシリーズからの引用が多い作品なのですが、きょうは帰ってきたウルトラマンで登場した「ムルチとメイツ星人」の続編的な話でした。


数あるウルトラマンの話の中でも、差別をテーマにした「ムルチとメイツ星人」の回はボクの中ではBEST3にはいる名作。当時子供心にも「差別が生まれていくさま」と「そうしたことが起きるかなしさ」は充分理解できました。貧乏ながら老いたメイツ星人と孤児の少年が一緒に暮らし、せっかく炊いたおかゆを人間の子供たちがぶちまけるシーンは今でも目に焼きついています。



さて、今回の作品はそこまでえぐい物ではなかったけど、普段の物語とは全く違ったシリアスなもの。昔ボクが鮮明に胸に焼き付けたように、今の子供たちも「差別」というキーワードを受け取ったのでしょうか?



ともあれ、おなじ子供たちに向けての作品を創る者として、ウルトラマン製作のスタッフの皆さんのこういった挑戦にエールを送りたいです。