大事なものをなくしてから・・・

巨人の工藤選手が門倉選手(元横浜)FAの人的保障で横浜に移籍することが決まりましたね。


正直また巨人ファンのひとたちのため息が聞えてきそうです。


工藤選手の年齢を考えるとリスト漏れは仕方ないのかもしれませんが、実績や若手の手本的な存在としてはかなりの戦力だったと思います。実際中日ファンのボクとしても「相手にするのが嫌な選手」でした。

今年の主な補強を見ても小笠原、谷、門倉など相変わらずの「欲しい欲しい病」。その逆に仁志や工藤などを放出・・・どんどん生え抜きの選手や必要な選手を放出してビジョンなき迷路にさらにはまったかのようです。


野球人気の凋落の中心にいるこの球団がこんな迷走を続けるようじゃ野球界も盛り上がらないですねぇ。付け焼刃じゃなく、ちゃんと人材をファームから育てて、計画を持ってチームを作って欲しいです。
 ある程度強い巨人を倒さないと面白みもないのです。



さて、この元人気球団のように迷走を続けるのが日本です。

団塊の世代と言う生え抜きの財産をなくし、外資に蝕まれ、採算性のない公共事業投資、
育ててこなかった次世代のリーダー。総理の言葉の薄さ。そしてそのどれもがうまく行っているかのようないいわけ…。経気がいいといって、それを実感できないそこに住む人たち。


オーストラリアやアメリカなど諸外国の友人は日本経済ははもう復活しないと断言しています。数年先には中国やインドにアジアの中心の座を完全に奪われているのでしょうね。

どちらにもいえることですが、答えは簡単です。根幹を育てないところに大輪の花は咲かないのです。「もう遅い」という言葉はいつでもいえますが、それに相反して盛り返す力を巨人にも日本にも持って欲しいですね。