「人間の鎖」

mikesugiyama2007-05-14

 もうすぐ沖縄が本土復帰して35周年だそうです。

 そんな記念日をまえに、全長約17キロの米軍嘉手納基地の周りを囲み基地返還などを訴える抗議運動に1万5270人が参加しました。
 この講義活動は別名「人間の鎖」、2000年以来4回目。沖縄の平和団体などのが呼び掛けましたが、今回は人数が足りず「鎖」はつながらならなかったようです。

 ボクは前回参加したのですが、今回は仕事で不参加でした。


 ボク的には、沖縄の基地問題については「沖縄の局地」的な考え方からでなく、「世界的な戦争放棄」を根本的に望む考え方から「移転」ではなく「撤去」というスタンスです。

まぁ、細かく論じると「対テロの抑止力」「日米同盟」「軍事産業」「先進国のエゴ」「民族紛争」「宗教戦争」などいろんな条件がありすぎて、完全なる「平和」「武器の放棄」などはすぐには難しいと思います。ただ、だれかが「理想」を言い続けないと、その考え方まで兵器で攻撃されてしまいそうなので、あえて遠くの目標を言うようにしています。


 少しだけですが、抵抗として歌の歌詞に「平和」を暗示するものを入れるようにかんがえ、実行しているものもあります。微力ですが、平和な世界につながって欲しい。




 さて、話は変わりますが沖縄のTVニュースの中では「本土」という言葉が結構出てきます。「本土復帰」はもちろん「本土へ出荷」や「本土へ帰省」。しかし35年たった現在、この表現はもうやめにして欲しいです。この言葉には、沖縄視点の「ひけめ」日本の視点の「さげすみ」が含まれているようでなりません。
 この言葉を完全に使わなくなった日が、本当の復帰の日のような気がします。