運命のPrice

先週ハヤテのごとく!キャラクターCD、ハヤテとマリアそれぞれが発売されました。

友人から速報で聞いたのですが、オリコン・アルバム部門でそれぞれ44位と48位という順位だったそうです。なにか、トラック数が多すぎてシングル扱いにならなかったそうですが、シングルチャートなら売上枚数から計算すると、その週同じ日に発売された松田聖子さんのシングルよりも枚数が多く、両方とも35位前後だったというから、なんかちょっと損した気分。

まぁそれでも多くの方に聴いていただいたみたいで、大変喜んでいます。ありがとうございます。



そこで今回は珍しく、それら曲の製作裏話でもしてみようかと。



ハヤテの方には「運命のPrice」という曲を書いたのですが、借金の歌にしようと案が出たのはレコード会社の担当のMさんから。始めはボクが端数を切って英語で歌詞をつけていたのですが、東京での打ち合わせの際、作曲の田中公平先生が「・・・4000円」って日本語で入れたら面白いよねと提案され、いろんなタイプの英語+日本語の組み合わせから今の詞に落ち着きました。


 その逆にマリアの「かくれんぼ」に関しては、詞先で4パターンほど出した中のひとつで、だいぶ前に、ハヤテのごとくとは関係なく「童謡」として書きためしていた詞でした。それがマリアのイメージに合うということで、その詞をもとに作品のイメージをあわせながら言葉を足して、完成形となっています。表面的にはマリアがナギに語りかけるように歌っている設定で書いたのですが、隠しテーマはマリアの幼少期の自分自身へのメッセージだったり、何かに臆病になってかくれてしまった心達へのマリアからの応援歌だったりです。歌詞は、個人的に「クロゼットの中の高鳴りも〜」あたりが気に入ってます。

 まぁそんな風に、いろんな方のささえやアイデア、努力、タイミングが形となって、曲になっていくわけなのです。




キャラソンは、今後も続々発売予定。次の発売のナギ、ヒナギク。どんな曲になるかはお楽しみです。


ハヤテのごとく!は本当に楽しい作品。個性的なキャラ、ギャグのセンス、ネタのちりばめ方など畑先生マジですごい!詞の参考にと原作読みながら何回噴出したか・・・。


 ボクも原作やアニメのクオリティに負けないよう、気合の入ったスタッフさん、音楽製作陣のみなさんと「いい曲」を作ろうと日々頑張っていきたいです。