津波報道の温度差

現在11月15日10時51分。

午後8時15分に千島列島付近で起きた地震で発生した津波が各地に到達し、どの報道が随時更新されている。今のところ大きな被害はないようだが、TVが随時情報を流し政府が特別処置室を設けるなど近年の災害対策のリアクションとしては大規模なものとなった。


その中でTV局でその報道と意識にかなり差が出たのが不思議だったので思わずペンをとった。


一番早かったのはNHKで文字情報と日本地図での津波警告を開始。その後TV朝日、TBSなども追随した。TV朝日はCM中も情報を流し続けるという念の入れようだった。


ところがフジテレビは速報を流した後、画面で日本地図を出すなど対応をしたのは、津波第一波の到達予定所刻である9時10分の直前。もし万が一この局だけを見ている人がいたら、そしてそれ原因で逃げ遅れたら・・・。そんなことは考えなかったように感じる対応だった。


報道に関しては各TV局の裁量に任されているとは思うが、今回の遅れはメディアとしての「責任の自覚不足」と言われてもおかしくない。


最後に、このあとも各地で被害がないことを願います。